DPF詰まりで加速しない症状と見分け方

「アクセルを踏んでも思うように加速しない」「坂道でパワーが出ない」——ディーゼル車でこのような症状が出た場合、DPF詰まりが原因の可能性があります。
このページではDPF詰まりによる加速低下の仕組みと、他の原因との見分け方を解説します。
DPF詰まりで加速しなくなる仕組み
DPFにPMが蓄積すると排気ガスの流れが悪くなり、エンジンの排気効率が低下します。排気がスムーズに排出されないとエンジン内の燃焼効率も落ち、出力が低下します。
また詰まりが重度になるとエンジンコンピューターが自衛のために「リンプモード」に切り替え、エンジン出力を大幅に制限します。
DPF詰まりによる加速低下の症状
以下のような症状が現れます。
・アクセルを踏んでも反応が鈍い
・高速道路での合流や追い越しが困難になった
・坂道でのパワー不足を感じる
・エンジン回転数は上がるが速度が伸びない
・DPF警告灯・エンジン警告灯が点灯している
リンプモード(フューエルセーフ)とは?
リンプモード(フェイルセーフモード)とは、エンジンやトランスミッションなどに異常が検知された際に、エンジンを保護するためにコンピューターが自動的に出力を制限する機能です。
リンプモード中は最高速度が制限され(通常60〜80km/h程度)、加速が著しく低下します。DPF詰まりが重度になると自動的にリンプモード(フューエルセーフ)に入ることがあります。
リンプモードが作動している場合は早急に整備工場へ向かいましょう。
DPF詰まり以外の加速低下原因との見分け方
加速低下はDPF詰まり以外にも原因があります。以下を参考に判断してください。
DPF詰まりが原因の特徴
・DPF警告灯が点灯している
・燃費悪化・異臭も同時に発生している
・短距離走行が多い使い方をしている
・高速走行後に一時的に改善した
他の原因の可能性
・ターボチャージャーの不具合(加速時の異音あり)
・EGRバルブの詰まり(アイドリングの不安定あり)
・燃料フィルターの詰まり(エンジン始動困難あり)
判断が難しい場合は整備工場でのOBD診断が確実です。
加速低下が出た場合の対処法
DPF詰まりによる加速低下には以下の対処法があります。
・軽度:高速走行によるDPF再生・添加剤の投入
・中程度:整備工場での強制再生・洗浄
・重度(リンプモード):走行せず整備工場へ連絡
まとめ
DPF詰まりによる加速低下はDPF警告灯の点灯・燃費悪化と同時に現れることが多いです。症状が出たら早めに対処し、リンプモードが作動している場合はすぐに整備工場へ相談しましょう。
詰まりの対策を知りたい方はこちら
