差圧センサーとは?DPF詰まりを検知する仕組み

差圧センサーはDPFの前後に取り付けられた重要なセンサーで、DPFのPM蓄積量を検知する役割を担っています。このセンサーが正常に機能することで、DPFの再生タイミングが適切に制御されます。

差圧センサーの故障はDPFトラブルの原因にもなるため、その仕組みと故障サインを理解しておくことが重要です。

目次


差圧センサーとは?

差圧センサー(DPF差圧センサー)とは、DPFフィルターの前後に取り付けられ、排気ガスの圧力差を測定するセンサーです。PMが蓄積するとフィルター内の圧力が上昇し、前後の圧力差が大きくなります。

この圧力差をセンサーが検知することで、エンジンコンピューターがPMの蓄積量を把握し、DPF再生のタイミングを判断します。


ポイント:差圧センサーはDPFの「体温計」のような存在です。


差圧センサーの仕組み

差圧センサーはDPF前後の2箇所にチューブで接続されており、それぞれの圧力を計測します。


PMが少ない状態

フィルターが目詰まりしていない状態では前後の圧力差が小さく、センサーは「再生不要」と判断します。


PMが蓄積した状態

フィルターにPMが蓄積すると排気ガスが通りにくくなり圧力差が大きくなります。センサーがこれを検知してエンジンコンピューターに「再生が必要」と信号を送ります。


差圧センサーが故障するとどうなる?

差圧センサーが故障・汚損すると正確な圧力差が計測できなくなり、以下のような問題が発生します。

・実際にはPMが蓄積しているのに再生が始まらない

・PMが少ないのに再生が頻繁に始まる

・警告灯が誤点灯する

・エンジンの出力が低下する

センサー自体の故障なのかDPFの詰まりが原因なのかは整備工場での診断が必要です。


差圧センサーの故障サイン

以下のような症状が出た場合は差圧センサーの異常が疑われます。

・高速走行後も警告灯が消えない

・再生走行をしても再生が始まらない

・エンジン警告灯と同時にDPF警告灯が点灯する

・整備工場でのDPF洗浄後も改善しない


差圧センサーの交換費用

差圧センサーの交換費用は車種によって異なりますが、部品代+工賃で概ね1〜3万円程度が目安です。輸入車の場合は部品代が高くなる傾向があります。

DPF洗浄や強制再生を行っても改善しない場合は差圧センサーの点検を合わせて依頼することをおすすめします。


まとめ

差圧センサーはDPFのPM蓄積量を検知してエンジンコンピューターに伝える重要なセンサーです。センサーが故障すると再生が正常に行われなくなりDPF詰まりへつながります。

警告灯が消えない・再生が始まらないといった症状が続く場合はセンサーの点検も合わせて行うことをおすすめします。

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